用語集
カーボン市場の用語を定義する。
カーボンクレジットをめぐって出会う用語を、専門用語に頼らずに — 追加性からヴィンテージまで。
- 追加性
- その排出削減が成り行きでも起きたかどうか。クレジットは、気候ファイナンスがなければ実現しない取り組みを支えるべきです。
- 排出回避クレジット
- 大気からの除去ではなく、防がれた排出に対するクレジット。森林の保全や、煤煙の多い調理コンロの置き換えなどです。
- ベースライン
- プロジェクトがなければ排出量はどうなっていたかという基準シナリオ。クレジットはこれに対して測定されます。
- カーボンクレジット
- 回避または除去されたCO₂e 1トンを表す取引可能な証書。第三者検証を経て登録簿が発行します。
- CO₂e
- 二酸化炭素換算。すべての温室効果ガスをCO₂の温暖化効果に換算して表す共通単位です。
- コベネフィット
- 炭素以外の良い影響。生物多様性、健康、雇用、ジェンダー平等、エネルギーへのアクセスなどです。
- CCP
- Core Carbon Principles。誠実性の高いクレジットについて、ICVCMが定めた登録簿横断の品質基準です。
- CORC
- CO₂ Removal Certificate。Puro.earthが発行する、永続性の高い除去クレジットです。
- DAC
- 直接空気回収。大気から直接CO₂を取り除く工学的な除去です。
- Gold Standard
- WWFが設立したボランタリー基準。気候への効果に加え、測定可能な持続可能な開発のコベネフィットを認証します。
- ICVCM
- Integrity Council for the Voluntary Carbon Market。Core Carbon Principlesを公表する組織です。
- リーケージ
- プロジェクトが排出を防ぐ代わりに別の場所へ移してしまうこと。伐採が隣の谷へ移る、といった例です。
- 名義指定償却
- お客様のお名前を公開登録簿の記録に記載して償却されるクレジット。
- 永続性
- 貯留または回避された炭素が、大気の外にとどまり続ける期間。
- 一括償却
- 当社名義で償却し、摘要欄にお客様を記載するクレジット。
- Puro.earth
- バイオ炭やバイオベース素材など、永続性の高い工学的炭素除去の主要な基準。
- REDD+
- Reducing Emissions from Deforestation and forest Degradation。森林保全の方法論です。
- 除去クレジット
- 大気から物理的に取り出して貯留したCO₂に対するクレジット。再植林、バイオ炭、直接空気回収などです。
- 償却
- クレジットを恒久的に流通から外し、再販や二重計上ができないようにすること。
- スコープ1/2/3
- 企業の直接排出(1)、購入エネルギー(2)、バリューチェーン排出(3)。標準的な報告区分です。
- シリアル番号
- クレジットを追跡可能にし、二重計上を防ぐ、登録簿上の固有の識別子。
- ヴィンテージ
- 排出削減または除去が実際に起きた年。
- VCS
- Verified Carbon Standard。Verraのプログラムで、最も広く使われているボランタリー基準です。
- VCU
- Verified Carbon Unit。VerraのVCSの下で発行されるクレジットで、CO₂e 1トンに相当します。
- ボランタリーカーボン市場
- 個人や組織が法的義務を超えて自らの意思でオフセットを行う市場。